おはようございます!チカラもち北海道店です!
水回りのトラブルの一つに「ウォーターハンマー現象」があります。
これは、蛇口を急に閉めたときに「ドンッ!」という衝撃音がする現象で、
放置すると給湯器や配管に悪影響を及ぼす可能性があります。
今回は、ウォーターハンマー現象の原因や対策について詳しく解説します。
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1. ウォーターハンマー現象とは?
ウォーターハンマー(Water Hammer)とは、日本語で「水撃作用」とも呼ばれる現象です。
水道管の中を流れる水は、一定の勢いを持っていますが、蛇口や電磁弁を急に閉じると、
その勢いのまま水が行き場を失い、配管の内側に強い衝撃が発生します。
この衝撃が「ドンッ!」という音や振動となって現れるのです。
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2. ウォーターハンマーの主な原因
ウォーターハンマーが発生する主な原因は以下の通りです。
✓ 蛇口や電磁弁を急に閉める
特にワンタッチ式の蛇口や自動で閉まる電磁弁(洗濯機や食洗機など)は、急激に水の流れを止めるためウォーターハンマーが起こりやすくなります。
✓ 水圧が高すぎる
水圧が高いと水の勢いも強くなるため、蛇口を閉めたときの衝撃が大きくなります。
✓ 配管の固定が不十分
配管がしっかり固定されていないと、水の衝撃で振動しやすくなり、ウォーターハンマーの影響が大きくなります。
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3. ウォーターハンマーによる悪影響
ウォーターハンマー現象を放置すると、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。
⚠ 配管の破損や劣化
強い衝撃が何度も続くと、配管の接続部分が緩んだり、
ひび割れが生じたりする可能性があります。
⚠ 給湯器や水栓の故障
エコキュートやエコジョーズなどの給湯器は、
ウォーターハンマーの影響を受けやすく、内部の部品が劣化することがあります。
特に電磁弁が壊れると、お湯の温度調整がうまくできなくなることもあります。
⚠ 異音が気になる
ウォーターハンマーによる「ドンッ!」という音が頻繁に聞こえると、
不快に感じるだけでなく、住環境にも影響を与えます。
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4. ウォーターハンマーの対策方法
ウォーターハンマーを防ぐためには、以下の対策を講じることが有効です。
✓ 蛇口をゆっくり閉める
蛇口を一気に閉めるのではなく、できるだけゆっくり閉めることで、水の流れを穏やかに止められます。
✓ 減圧弁を設置する
水圧が高すぎる場合は、減圧弁を設置して水圧を適正に調整することで、ウォーターハンマーの発生を抑えられます。
✓ ウォーターハンマー防止器を取り付ける
ウォーターハンマー防止器(吸収装置)を配管に設置することで、水の衝撃を吸収し、振動や音を抑えることができます。
✓ 配管の固定を見直す
配管が緩んでいると振動が大きくなるため、しっかりと固定することで衝撃音を軽減できます。
✓ 自動給水機器の使用を見直す
洗濯機や食洗機などの電磁弁が急に閉まる機器は、対策済みの機種を選ぶか、専用の防止器を取り付けることでウォーターハンマーを防げます。
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ウォーターハンマー現象は、急に蛇口を閉めることや
水圧の高さが原因で発生するため、対策を取ることで防ぐことができます。
特に、給湯器や配管の故障を防ぐためにも、ウォーターハンマー防止器の設置や蛇口の閉め方に注意することが重要です。
もしウォーターハンマーの音や振動が気になる場合は、
早めに対策を検討し、安全で快適な水回り環境を維持しましょう!
エコキュートに関する疑問やご相談があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください★